性善説の労務管理

 ここ数年、自分と同年代の若い経営者の方とお付き合いする機会が増えました。自分にとってはこれはとても嬉しいことです。年上の経営者の方とお付き合いすることも勉強になることばかりで自分にとって、とても大事なことなのですが、同年代の経営者の方と話しているとやはりいつも以上にテンションが上がっている気がします♪

 そんな中、最近感じ始めたことがひとつ・・。自分は社労士という立場でこの仕事をするとき、経営者側に立つことがほとんどで今まで経営者サイドと従業員さんの利害が対立するときは当然経営者側に立ってきました。本当にごく一部の自分勝手な従業員さんに振り回され、労使トラブルに巻き込まれて、苦労する事業主さんも多く見てきました。そのせいか、就業規則等の作成ではリスク管理を重視するあまり、「労働者の方がもしこんなことをしたらこの規定を・・」「こういった行為に対してはこの懲戒規定が適用に・・」など、従業員さんが違反行為をするケースを想定して話すことが多くなっていたような気がします。

 もちろん就業規則はリスク管理も大きな目的ですので、そこを理由に就業規則作成をご依頼いただく場合もあるのですが、最近、若い経営者の方にこういった従業員さんの違反行為を想定した話をするとちょっと困った顔をされるケースがたまにあります。それは「自分が信頼している従業員だからそんなことはない」と感じ、ちょっと気分を害すのではないかと思います。いわゆる性善説で、それだけ労使関係が上手くいっているケースも多いと思います。当然これは若い経営者の方に限ったことではないのですが、最近そんな事がありました。

 自分自身知らず知らずのうちに経営者側の論理に偏りすぎているのかなと自戒するとともに経営者の方の従業員さんを信頼する気持ちも考慮した上で話を進めていかねばと感じました。リスク管理はもちろん大事なことですが、それ以上に労使間の信頼関係は重要なことです。経営者サイドに立つというスタンスはもちろん変わりませんが、労使間の調和という中でのバランス感覚を重要視して顧問先の労務管理が出来ればと思いました。労務管理は深いです・・。

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